リウマチケア看護師とは、リウマチ性疾患の看護に優れた看護師を育てる目的でつくられた資格で、2010年に日本リウマチ財団によって発足されました。リウマチケア看護師の資格を有することで、リウマチケアの知識が豊富に備わった優秀な看護師であると認識してもらうことができるようになります。

リウマチケア看護師の資格取得に関する最大の特徴は、申請のみで取得ができるという点にあります。しかし、日本リウマチ財団が認定、もしくは主催している教育研修会にて、単位を取得する必要はあります。20単位以上とかなり多く感じますが、1日の参加で6単位分取得することができるので、日数的にはそこまで負担になることはないでしょう。ただし、内容はかなり難しくなっているのでそれなりの覚悟が必要です。また、申請を行うためにはいくつか条件があるため、簡単に取得できるというわけではありません。まずクリアしておかなければならない条件は、直近の5年以内に通算で1年以上のリウマチ看護に従事していることです。2017年までは通算3年という機関であったためハードルが高いといわれていましたが、現在は通算に1年に短縮され、資格取得に対するハードルが少し下がっています。

また資格の申請時には、申請書類以外にも、指導患者名簿10例や5件分のリウマチ性疾患ケア指導記録などを提出する必要があります。これらの指導記録によって資格取得の可・不可が決まるので、それ相応の時間をかけて準備を行う必要があります。資格も含めたリウマチ科に関する情報は、『リウマチ科の看護師になる』のサイトでも確認できます。